WOWOWにて放送が決定したドラマ『落日』に注目が集まっていて、人気女優や人気俳優が出演決定とのことで、更なる話題をよんでいます。
本作ドラマのあらすじやストーリーの他に、原作の情報やキャストなど気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、本作ドラマ『落日』のあらすじ・ストーリー、原作の情報、キャストについてまとめていきます。
・ドラマ『落日』の原作
・ドラマ『落日』のあらすじ・ストーリー
・ドラマ『落日』のキャスト
ドラマ『落日』の原作は大人気小説
2023年9月10日夜10時からWOWOWで放送スタートが決定した本作ドラマ『落日』。
皆さん気になっているこのドラマの原作についてですが、
この原作となる小説は、あの大人気作家である湊かなえさんが、自身の作家生活10周年を祝して書き下ろしたミステリー小説です!
湊かなえさんといえば、デビュー作である小説『告白』が大ヒットし、数々の賞を受賞し、ドラマ化もされた有名なやり手小説家です。
湊かなえさんのプロフィールを紹介しておきます。
ペンネーム:金戸美苗
生年月日:1973年1月
出身:広島県因島市(現在の尾道氏)
職業:小説家
受賞歴も豊富で素晴らしい経歴です。一部紹介しておきます。
2009年 – 第3回広島文化賞新人賞受賞。
2010年 – 『贖罪』で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。
2011年 – 『告白』で第4回大学読書人大賞第3位。出典 : wikipedia
かつては淡路島にて主婦業と並行して執筆活動を行っていて、昼間は主婦業をこなし夜間の午後10時から午前4時ごろまで執筆に励んで、朝家族を送り出してから睡眠をとっていたようなので、凄まじくストイックな小説家です!
ドラマ『落日』の概要
本作wowowドラマ『落日』の概要について詳しく見ていきましょう。
ドラマ『落日』のあらすじ・ストーリー
新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ち掛ける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。そして事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく……。
出典 : ドラマ『落日』公式サイト
物語の中心に位置するのは「笹塚町一家殺害事件」。15年前に起こったこの事件が、物語を動かしていく要素となっています。
主人公たちが過去と向き合い、真実を追究する姿勢は、共感を呼び起こすこと間違いありません。
それにしても、湊かなえの筆致がどのように映像化されるのかとても興味深いところで、このドラマがどのような感動と驚きを届けてくれるのか、本当に楽しみで仕方ないです。
登場人物たちの内面や魂の叫び、そして衝撃の真実に心を揺さぶられることでしょう。この作品を通じて、我々視聴者はさまざまな感情が揺れ動くことになりそうですね!
ドラマ『落日』は全4話構成
ドラマ『落日』のキャスト
本作ドラマ『落日』のキャストを紹介していきます。
- 北川景子(長谷部香役)
- 吉岡里帆(甲斐真尋役)
- 竹内涼真(立石力輝斗役)
- 黒木瞳(大畠凜子役)
- 監督・内田英治
- 原作・湊かなえ
北川景子さんがwowowでは約7年ぶりに主演を務め、新進気鋭の映画監督役として自分の信念を貫く主人公・長谷部香を演じ、その芝居の他にも物語性にも期待が高まります。
また、笹塚町出身の脚本家役で吉岡里帆さんも出演することが決まり、両者の初共演も楽しみですね!
黒木瞳さんは大物脚本家の大畠凜子役で登場し、主人公真尋に対して厳しい言葉を投げかけつつも、事件の背後に興味を抱くキャラクターを演じるそうです。黒木の脚本家としての演技は初めてとのことで、その新たな一面も楽しみな部分です。
事件の犯人とされる立石力輝斗役には竹内涼真が挑戦し、その怪演が注目されます。彼の背負う暗い過去と真実に迫る姿勢が、物語に深みを与えることでしょう!
北川景子(長谷部香役)
本作のオファーを受けた際のお気持ち
湊かなえさんの作品が大好きで、元々たくさん読ませて頂いていた中に「落日」もありました。
香と真尋が一つの事件を調査していく過程で、自分の過去や生い立ち、家族についてさまざまな真実に辿り着いていき、2人の人生がじわじわと交わっていくストーリー展開に感動した作品でした。
オファーをいただいた時は驚きましたし、湊さんの作品に携われることがとても嬉しかったです。脚本を読まれた際の感想
一見接点のない登場人物たちが過去に深く関わりがあり、その真実が明らかになるにつれ、それぞれが心にしまっていた悲しみやトラウマを昇華していく展開が、原作同様、ライブ感がありました。
真実とは、事実とは、そしてそれを受け入れることとは何なのか。知ることに果たして救いはあるのか。原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。
タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます。
日が沈むまでの短い時間に、それぞれが同じ夕日に思いを馳せていたと思うと切なかったのですが、一歩ずつ前に進んで欲しいと思いましたし、とにかく天候に恵まれ、この夕日のシーンの撮影がうまくいきますようにと願いました。(笑)今回演じられた新鋭映画監督・長谷部香という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象
香は“知ること”が“救い”だと言い、「なぜそうなってしまったのかが、知りたい」と言い続けます。
真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です。
役を作るにあたり、この人は何故そんなに知りたがるのか沢山考えたのですが、香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました。
真実に近づくためには手段を選ばなかったり突き進んでしまうところがあり、それ故に周りを傷つけてしまい、またそのことにも傷ついてしまう香の繊細さを表現したいと思い撮影に臨んでいました。
撮影現場は大変和やかで、内田監督や内田組の皆様がとても温かく迎え入れてくださり、皆様とコミュニケーションをとるのが楽しかったです。
作品の真剣なムードとはまた違って、和やかで楽しい日々でした。視聴者の皆様へメッセージ
心に悲しみや傷を抱えたまま蓋をして生きていた登場人物たちが、それぞれの救いを見つけ前に進んでいく姿に私は勇気をもらいました。
日常生活を送る中で、時として私たちは普通を装い、悲しみやトラウマ、知られたくない感情が表層に浮かび上がらないよう取り繕って生きていますが、実はそれぞれに何かを抱えていて、皆救いを求めているのだと思います。
この落日という作品が、皆様にとって一瞬でも、何かの救いや励ましになったら幸いです。出典 : ドラマ『落日』公式サイト
吉岡里帆(甲斐真尋役)
本作のオファーを受けた際のお気持ち
北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました。
仲良しのヘアメイクさんがいらっしゃったり、いつか仕事をしたかった内田英治監督にカメラマンの伊藤麻樹さんも一緒で座組としても心強いなと感じました。脚本を読まれた際の感想
湊さん原作の「落日」のテーマである、苦しみからの成長・希望を忘れない精神の美しさに感動していたので読みながら大事なポイントを探りました。
どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました。今回演じられた新人脚本家・甲斐真尋という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象
真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。
過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました。視聴者の皆様へメッセージ
ドラマ「落日」は繊細で痛みのある切ない物語であると共に、優しいメッセージの詰まった希望を描いた作品でもあります。
最後のエンディングがとても素敵なので、ぜひ4話続けて見て頂きたいです。
竹内涼真(立石力輝斗役)
出演が決まったとき
まずは挑戦したことのない役柄だったので、純粋に嬉しかったし、好奇心が掻き立てられました。
脚本が凄く魅力的で、読み終わった時に心の奥底にある何かをがっしり掴まれたような感覚になりました。役作りでこころがけたこと、撮影現場の印象
死刑囚の力輝斗を演じる上でどのような感情を伝えたいのか、そして彼が1番欲しかったものについて、繊細に演じたいと現場に臨みました。
内田監督とは今回2度目、そして僕がとても信頼している監督のおひとりです。
30歳を迎えたタイミングで立石力輝斗を現場で一緒に創り上げる作業はとても楽しかったです。視聴者の皆様へのメッセージ
是非たくさんの方にこの『落日』をいろんな角度から楽しんで頂きたいです。
特に久保史緒里さんとの兄妹のシーンは、生々しく人間味溢れるシーンになっています!
是非ご期待ください。
黒木瞳(大畠凜子役)
出演が決まったとき
原作は出版されたときに読んでいました。からみ合った糸が次第にほどけていくラストに心が洗われました。奥深い作品に参加させて頂けることをとても嬉しく思いました。
役作りでこころがけたこと、撮影現場の印象
脚本家という役柄は初めてですので、衣裳やヘアをスタッフと考える時間はとても楽しかったです。
内田英治監督とは2度目でしたので、安心して現場に入れたことに感謝しています。ふところの深い監督ですので、撮影はとても有意義でした。視聴者の皆様へのメッセージ
水平線に落ちていく陽は、どこかで朝の陽としてのぼっている。そんな詩的な作品がミステリーというジャンルで楽しめる作品です。初めてご一緒した北川景子さん、吉岡里帆さんとは、撮影の合い間、ずっと女子トークで盛り上がっていました。すてきな方々と共演出来た大切な作品、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。
監督・内田英治
本作をWOWOWでドラマ化するにあたっての意気込み
じつは私、ミステリー小説ファンなのですが。このような形で本格ミステリーの原作をはじめてやらせていただくわけで、とても緊張し、とても意気込んでおります。原作者の湊かなえさんが描いた、繊細な登場人物たちを撮影で甦らせようと四苦八苦した作品でございます。その結果をぜひ見ていただきたいと思います。
主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象
おふたりとも初めてご一緒させていただきましたが、おふたりともによい意味で想像ととても違っておりました。北川さんは内に秘めたものが爆発するかしないかという境界線を演じるのがとてもお上手だと感じました。吉岡さんは明るい役のイメージがあったのですが、逆に繊細で感情がふつふつと煮込まれゆく演技などをもっと見たいと現場で思いました。
視聴者の皆様へメッセージ
二人の女性が自らの歴史をたどりながら謎を解明してゆく。北川景子さん、吉岡里帆さんがそれぞれ演じるわけですが、とても刺激的な撮影の日々でした。きっとそれが画面に現れている作品だ思います。皆様ぜひ見てください!
原作・湊かなえ
「落日」がWOWOWでドラマ化されることについてのお気持ち
自分の都合のいいものだけを見て生きる。しかし、日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています。文章では表現の限界のある「落日」を突き付けられ、心地よい敗北感を抱けたら、最高に幸せです。
主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象や期待したいポイント、脚本を読まれてドラマに期待すること
北川さん、吉岡さん、どちらも大きな問題を内に抱えた役柄ですが、言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています。脚本も作品の意図を丁寧にくみ取っていただいており、監督を中心に、皆のパワーがこもった作品になるのではないかと思います。
視聴者の皆様へメッセージ
自分と重なる人物、または、寄り添いたい人物が作中にいると思いますので、物語を楽しんだ後は、ご自分の胸の内に目を向け、明日への希望となるヒントを見出していただけるのではないでしょうか。また、この作品のスタートは「映画」と「裁判」というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。
ドラマ『落日』の原作や概要とあらすじキャストまとめ!
本記事では、本作ドラマ『落日』の原作やあらすじ・ストーリー、キャストについて紹介しました。
まとめると、
・原作は、湊かなえの大人気小説『落日』
・ドラマのあらすじは、15年前のある事件が物語の中心要素
・主演は北川景子さん