2021年6月18日(金)公開の映画『RUN/ラン』ですが、衝撃のラストをうけ、映画ファンの中では話題となりました。
ネタバレや考察について情報を求める方も多く、さらには実話だという情報も流れていますが、本当のところはどうなのでしょうか。
本記事では、映画『RUN/ラン』のあらすじやネタバレ、考察、その他にも実話かどうかについてもまとめていきます。
・映画『RUN/ラン』のネタバレ考察
・映画『RUN/ラン』が実話なのかの真相
映画『RUN/ラン』の概要
それでは、まず映画『RUN/ラン』のあらすじ・ストーリーについて見ていきましょう。
映画『RUN/ラン』のあらすじ・ストーリー
郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学進学を望み自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑のカプセル。クロエの懸命の調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だった。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親から逃れようと脱出を試みるが……。
出典：映画『RUN／ラン』公式サイト
映画『search／サーチ』を手掛けるアニーシュ・チャガンティ監督の当時最新作となった本作映画『RUN/ラン』は、新たなスリラーの旗手として注目されました。
この映画『RUN/ラン』は、スリラーの本質に回帰した意欲的な作品であり、ヒッチコックのスタイルに斬新なアプローチと独自のクセを融合させ、ジャンル映画の古典的な魅力を深掘りしています。
歪んだ母親の愛が次第に狂気へと変貌していく様子と、知識を武器に逃げようとする車椅子の娘の心理戦が描かれます。
主人公の車椅子の娘、クロエ役にはオーディションで選ばれたばかりの新人女優キーラ・アレンが演じ、その存在感が光りますね！
一方、完璧な母親から変貌する母ダイアン役には、現代のサイコホラーの象徴とも言えるサラ・ポールソンが怪演。彼女の演技は期待以上で、物語が怒涛のクライマックスと衝撃のラストへと向かうまで、視線をそらせません！
2021年11月、アメリカではコロナ禍の中、Huluでの配信がスタートしましたが、この配信は多くの映画ファンの注目を浴び、
映画『RUN/ラン』の個人的な感想
筆者個人の感想としては、この作品は従来のスリラーのテンプレートから脱却し、新たな視点で深みのある心理戦を描いていると感じました。
キャストの演技力も素晴らしく、何といってもサラ・ポールソンのダイアン役は恐ろしく魅力的でしたね！
物語の緊張感や驚きに富んだ展開は、最後まで目が離せない状態を作り出した後の衝撃の結末は心に残るもので、新たなスリラー映画の傑作として、心に深く刻まれる一本となりました！
とにかくダイアンが異常で、最初から何か変だと思って観てましたが、
映画『RUN/ラン』のネタバレ考察
それでは、ここから映画を観た人にしか分からないネタバレ考察に入ります！
以下ネタバレ
蒔かれた伏線と伏線回収
まず映画『RUN/』伏線と伏線回収部分についてQ&A形式で見ていきましょう。
以上の伏線とその回収が、徐々に明らかになる過程では視聴者を引き込む展開でした！
ネタバレ解説
母親であるはずのダイアンは、実は血のつながりのない人物でした。悲劇的な死産を経験し、その喪失感から抜け出せず、新生児のクロエを誘拐し、自らの娘として育てていました。
物語の転機となる薬の正体は、実は犬用の医薬品。この薬は、筋肉の不調を和らげるために使われるもので、人間が服用すると脚の麻痺を引き起こすことが明らかになります。
ダイアンは、自身の犯罪行為を隠すため、クロエを不自由な状態にし、人目を避けるよう計算していたのです。全ては、クロエと共に過ごすための執念の賜物でした。
しかし、クロエは徐々に謎めいたその薬の真相に迫り、母親の正体、そして彼女の陰謀を解き明かしていきます。その奮闘の末、クロエは母親から救い出されます。ダイアンは警備員の銃撃を受け、階段から転落し、とりあえず解決。
数年後、クロエは、過去の出来事を振り返りながら、寝たきりの母親を訪ねます。クロエの脚は回復途中で、杖を頼りに歩けるまでに回復していました。
自身の生活の喜びを語る母親に対し、ダイアンの目から涙が流れます。和解の瞬間かと思われましたが、その瞬間、クロエは口から緑色のカプセルを取り出し、母親に向かって告げました。
「さあママ、お薬の時間よ」
クロエの眼差しには復讐の意志が宿っており、母親は混乱した感情に満ちていました。つまり、母親の涙はうれし涙ではなく、真逆の涙ということですね。
この物語は、複雑な情緒と運命の入り組みが絡み合い、読者の心に深い感銘を与えるものでした。家族の絆と裏切り、復讐と和解のテーマが交錯し、人間の複雑な心情が浮き彫りにされています。
映画『RUN/ラン』はどこで観れる？
本作映画『RUN/ラン』は、U-NEXTで無料で観ることができます！
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映画『RUN/ラン』は実話なの？
サイコパス感溢れる本作映画『RUN/ラン』ですが、ネットやSNSではこの映画が実話なのかという疑問や噂が流れています！
調べてみると、映画『RUN/ラン』の内容の元ネタは、ディー・ディー・ブランチャード殺害事件ではないかと言われているとのことです。
2015年6月14日の深夜、ミズーリ州グリーン郡の郡保安官代理が、ディー・ディー・ブランチャード（Dee Dee Blanchard）の遺体を発見した。遺体はスプリングフィールド郊外の自宅の寝室で、数日前に加えられた刺し傷から流れた血の海の中でうつ伏せに横たわっていた。白血病、喘息 、筋ジストロフィー、その他の複数の慢性疾患に苦しみ、早産によって受けた脳損傷のために「7歳児の知的能力」を持っていたとされる彼女の娘、ジプシー・ローズ・ブランチャード（Gypsy Rose Blanchard）の姿は見当たらなかった。
その日の夕方、不安を感じさせるFacebookの投稿を読んで心配した隣人が警察に通報し、ディー・ディーが犯罪の犠牲者となった可能性があり、またジプシー・ローズの車椅子と薬が家に残されていたため、彼女が誘拐された可能性があると報告した。翌日、警察はオンラインで知り合った恋人のニコラス・ゴデジョンと一緒に旅行していたジプシー・ローズをウィスコンシン州で発見した。彼女が実際には大人であり、母親が主張していた身体的および精神的健康問題に苦しんではいないことを捜査官が発表すると、重度の障害を持つ少女の誘拐と考えられていた事件に対する国民の怒りは、衝撃とジプシー・ローズへの同情に取って代わった。
さらなる捜査により、ジプシー・ローズを診察した数名の医師は、主張されていた障害を見つけることができなかったことが判明した。ある医師は、親や介護者が彼らの看護の下にある人物の病気を誇張、捏造、または誘発して、同情や注目を集めようとする精神疾患である代理ミュンヒハウゼン症候群を疑った。ディー・ディーが継母に毒を盛ったと疑っていた家族が、ジプシー・ローズの治療方法についてディー・ディーと対立すると、ディー・ディーは名前をわずかに変えた。それでもなお、多くの人々が彼女の状況を真実だと認め、二人はハビタット・フォー・ヒューマニティ、ロナルド・マクドナルド・ハウス、メイク・ア・ウィッシュなどの慈善団体の援助を受けた。
ディー・ディーは娘に年齢を低く偽るよう強制し、身体障害者で慢性疾患者であるふりをさせていた。彼女に不必要な手術と投薬治療を受けさせ、身体的虐待と心理的虐待によって彼女を支配していた。
出典 : wikipedia
映画『RUN/ラン』は実話？あらすじやネタバレ、考察まとめ！
本記事では、映画『RUN/ラン』のあらすじやネタバレ、考察、その他にも実話かどうかについてもまとめました！
ここ最近観たサイコ映画の中ではなかなか面白い作品でした！
